
アンローダとは:30秒でわかる定義
アンローダとは、SMTラインの末端で完成基板をマガジンへ自動収納していく基板搬送装置です。対になるのがローダ(マガジンから基板をラインへ供給する入口側の装置)。SMT実装工程の前後を支える脇役ですが、ここが滞るとライン全体が止まります。
ローダ/アンローダ/バッファの位置づけ
| 装置 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
| ローダ | ラインの入口 | マガジンから基板を1枚ずつ供給 |
| アンローダ | ラインの出口 | 基板をマガジンへ収納 |
| バッファ | 工程間 | 速度差を吸収する一時貯留 |
選定ポイント5つ
- 対応基板サイズとマガジン規格(手持ちマガジンとの互換が最優先)
- 収納ピッチの可変性(背の高い部品が載った基板への対応)
- 満杯時の自動交換(ダブルマガジン式か、人が交換するか)
- ライン連携(SMEMAインターフェース、上流装置との信号連携)
- 後工程との接続 — 収納したマガジンが「その後どこへ行くか」まで設計に含める
本当の課題はアンローダの後ろにある
アンローダ自体は成熟した装置で、どのメーカーを選んでも大きくは外しません。実務で損失を生むのはその後 — 満杯マガジンが検査待ち・次工程待ちのWIPとして床に滞留し、所在と中身の記録が人任せになることです。PCBマガジン自動倉庫(SMD BOX XLM)はアンローダの「次」を引き受け、マガジン単位の所在・基板ロット・先入れ先出しをシステム管理します。基板保管の基準はプリント基板の保管方法をどうぞ。
よくある質問
アンローダとは何ですか?
SMTラインの末端で、完成した基板をマガジン(収納ラック)へ自動で収納していく基板搬送装置です。逆にマガジンから基板をラインへ供給するのがローダで、両者がラインの入口と出口を担います。
ローダとアンローダの違いは?
ローダはマガジンから基板を1枚ずつ取り出してラインに投入する装置(入口)、アンローダはライン末端で基板をマガジンへ収納する装置(出口)です。多くは同型の機構で向きが逆なだけで、ローダ/アンローダ兼用機もあります。
アンローダの選定ポイントは?
対応基板サイズとマガジン規格、収納ピッチの可変性、満杯時の自動交換(ダブルマガジン)対応、SMEMA等のライン連携インターフェース、そして後工程との接続方式です。タクトの速いラインでは満杯マガジンの交換が滞るとライン全体が止まる点に注意が必要です。
アンローダで収納した後のマガジンはどう管理しますか?
ここが見落とされがちな工程です。アンローダから出た満杯マガジンは検査・次工程待ちのWIPとして滞留しますが、床置き運用では所在・中身・先入れ先出しの記録が人任せになります。マガジン自動倉庫を使えば、収納後のマガジンを基板ロット単位で追跡し、FIFOで次工程へ払い出せます。