
デジタルピッキングシステムとは:30秒でわかる定義
デジタルピッキングシステム(DPS)とは、棚の間口ごとに付けた表示器が「どこから・いくつ取るか」を光と数字で指示する仕組みです。作業者はリストを読む代わりに光った場所へ向かうだけ — 「探す時間」と「取り違え」を同時に減らします。英語圏ではPick to Light(ピックトゥライト)と呼ばれます。
DPSとDASの違い
| DPS(摘み取り) | DAS(種まき) | |
|---|---|---|
| 動作 | 棚から取るのを光で指示 | 取った物を配る先を光で指示 |
| 主な現場 | 部品供給・オーダーピッキング | 方面別仕分け・店舗仕分け |
| 製造業での出番 | ライン側の部品供給・キッティング | 限定的 |
価格の考え方:表示器の数がすべての起点
構成は「表示器 × 間口数 + コントローラ + ソフトウェア + 上位連携」。間口数十の製造現場なら数百万円規模から、数千間口の物流センターでは数千万円以上が相場観です。比較のコツは間口(スロット)あたり単価と、在庫システム連携の費用を分けて見ること。後者がベンダー間の差が最も大きい部分です。
製造業・SMT工場での選び方:汎用DPSか専用機か
物流向けDPS(アイオイ・システムなどが代表格)は汎用棚への後付けに強く、対象がケース・箱なら最有力です。一方SMTのリール部品は事情が違います — リールはID単位の照合・残数管理・防湿が必要で、「位置を光らせる」だけでは取り違えを完全には防げません。NEO LIGHT PTLはリール専用に設計されたLED誘導ラックで、約1,400スロットの表示器・リールID管理・MES/ERP連携を一体化しています。センサーで取出し確認まで自動化するPlusもあります。
よくある質問
デジタルピッキングシステム(DPS)とは?
棚の各間口に取り付けた表示器(ランプ・数字)が「どこから・いくつ」取るかを光で指示するピッキング支援システムです。紙リストやハンディ照合に比べ、探す時間と取り違えを大幅に減らせます。
DPSとDAS(デジタルアソートシステム)の違いは?
DPSは「棚から取る(摘み取り)」を支援し、DASは「取った物を仕分け先に配る(種まき)」を支援します。物流センターでは両方を組み合わせますが、製造業のライン側供給では主にDPS型が使われます。
デジタルピッキングシステムの価格は?
表示器の数×単価+制御部+ソフトウェアが基本構成で、間口数十の小規模なら数百万円規模から、数千間口の物流センター級では数千万円以上になります。製造業では「後付け表示器」型と「表示器内蔵の専用棚」型で構成が異なるため、間口数ベースでの見積り比較が確実です。
SMT工場でのデジタルピッキングはどう違いますか?
扱う対象がリール(ID管理・残数管理・防湿が必要)である点が物流DPSとの違いです。汎用DPSは「位置の指示」までですが、SMT専用のLED誘導ラックはリール単位のID照合・在庫データ連携・MES接続まで一体化しており、取り違え防止のレベルが異なります。